東京の積雪予報が当たらない理由 都心の平日は雪が降りにくい?
今年の冬もこれまでに何日か積雪予報がありましたが、結局朝起きたら降ってなかった、みたいなことがありましたね。
特に東京って、明日は雪で警戒が必要です、というアナウンスをしていて、いざふたを開けたらただの雨で終わった、っていうようなことが多い気がします。
電車を心配して朝早めに起きたら結局何もなかったという思いをした人もいるんじゃないでしょうか。
データ的にも、2013年冬からのここ4シーズンで見ると、東京の積雪予報の的中率は約20%なんだそうです。つまり10回積雪予報があったら、本当に雪が積もるのはそのうち2日だけということ。
参考)
東京の積雪予想 的中2割で難しさ浮き彫り (片山由紀子) - 個人 - Yahoo!ニュース
雨が雨のまま降るか、雪に変わるかは微妙なところだと思うので、たしかに積雪予報というのは単純な雨や晴れなどに比べて、的中させるのが特に難しいのだと思います。
雪が降る条件って?
そもそも、どんなときに積雪予報が出されるかというと、気温が3度以下になると雪に変わる可能性が高くなるため、気温が3度以下で雨が降りそうなとき、天気予報でも雪マークが出てくるみたいですね。
ただ、実際は気温1度でも雪が降らないこともあったり、6度あっても雪が降ることもあったり、やっぱりなかなか確実ではないようです。
都心で、特に平日は雪が降りにくい理由
特に東京の都心では、平日には雪が降りにくいといわれます。
それは、要は地上付近の気温が低いときに雪は降りやすくなりますが、平日は多くの人が仕事や学校などで外に出るため、その多くの人たちの活動によって、地上付近の気温がなかなか下がりにくいためだそうです。人間の熱によって、平日と休日では、場所によっては1度近く変わることもあるのだとか。
その小さな気温の差ですが、それが雪には影響が大きくて、東京では平日に雪が降りにくい。逆に、雪が降るのは土日祝日が多いといわれているみたいです。
とはいえ、積雪予報が本当に当たることも、もちろんあるし、予想以上にかなりの雪が積もることもあるので、やっぱり警戒の呼びかけとしては、可能性があるときは早めに出してくれるのが良さそうですね。
今シーズンもあと数回は、積雪予報が出されるかもしれません。