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「サツマイモ発電」とは? コスパ良すぎと企業が注目する新しい発電方法

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芋焼酎「黒霧島」などで有名な焼酎製造メーカー、霧島酒造が開発した、さつまいもを使った新しい発電方法「サツマイモ発電」が、2015年に1億6000万円もの売上があったと話題になっています。

 

以下、引用↓

サツマイモ発電”に取り組む焼酎製造大手、霧島酒造(本社・都城市)は、昨年9月の発電開始から1年間の売電実績が約1億6000万円に上ることを明らかにした。焼酎カスなどを活用するリサイクルプラントや発電設備には全国の自治体や食品メーカー関係者などが相次いで視察に訪れ、産業廃棄物となる残渣(ざんさ)を有効利用した取り組みが注目を集めている。

http://mainichi.jp/articles/20151126/ddl/k45/020/290000c

 

 

 

サツマイモ発電の発電方法は?

そもそもサツマイモを使ってどうやって発電するのかというと、ちょっと難しい話なのですが、
焼酎の中で芋焼酎って特に人気ですが、あの芋焼酎を作るときって、かなり大量の搾りかすが発生するようなんです。
実は、この焼酎の搾りかすがサツマイモ発電の燃料となっているそう。

 

霧島酒造では、1日最大800トンもの搾りかすが発生しており、かなり大きな産業廃棄物となっていたことから、それを何かの形で生かせないかと発足されたのがこのサツマイモ発電事業。
要は、ゴミとなっていた搾りかすを有益なものにする事業、として生まれたのがサツマイモ発電ということですね。

 

発電方法は、
この焼酎かすを発酵させ、そこで発生したバイオガスを燃やすことでタービンを回し発電するという方法。
これによって、一般家庭の消費電力量に換算すると、約1000世帯分の年間使用量に相当する約400万kWhの発電ができるそうです。

 

霧島酒造のこの新しい発電設備には、全国の大手食品加工メーカー関係者などが注目し、視察は100件以上もあったとのこと。

発電設備の維持に年間約5000万円かかるそうなのですが、利益で約1億円となればこれはひとつの新しい事業としてこれからも成長していきそうですね。

 

この新しい発電方法を別の場所や企業でも行われるようになれば、原発などの課題を抱える日本にとっても、希望の持てる話じゃないかと思います。