21世紀枠でセンバツ出場!小豆島高校(香川)の部員数や練習環境がすごい。髪型自由の理由は?
3月20日に開幕し、12日間の日程で行われる、
第88回選抜高校野球大会。
その出場校の中で、話題を集めているのが、
21世紀枠で出場する香川県の小豆島高校です。
瀬戸内海に浮かぶ小豆島(香川県に属している)にある学校で、
島自体の人口自体かなり少なく
部員数も練習環境もままならない中、
今回甲子園出場までたどり着きました。
人口減少で統合も決まっている、小豆島高校野球部
小豆島高校の野球部は、
選手17人にマネージャーが2人という、超小規模のチーム。
それも現在の部員全員が、地元・小豆郡の出身とのこと。
小豆島は人口が減少していて、現在は約3万人。
学校の生徒数も減ってきており、
2017年春には小豆島高校は近くにある土庄高校と合併することが決まっているそうです。
そんな中での甲子園出場は
選手たちが嬉しいのはもちろん、
島の地元の人たちにとっても明るいニュースになっているみたいです。
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限られた練習環境とそこから生まれた主体性
小豆島高校の野球部では、髪型は自由だそうです。
(といっても、坊主頭の選手も多くいます)
もともとは、「坊主頭にしなくていいなら野球部に入る」という生徒もいたことから決めたルールのようですが、
いまでは、練習は部員たちが自主的に考えていたり、
自由な雰囲気、生徒たちの主体性を生む良い結果に働いているようです。
とはいえ、やはり練習環境としては決して恵まれたものではなく、
専門のコーチなどはいないため、ノックは選手たち自身で行っていたり、
また、練習試合にはバスとフェリーを使って行ったり、
練習試合の審判も人が足りないために部員が行ったり。
そんなハンデともいえそうな環境でありながら、
2010年頃から徐々に結果を残し始め、
選手権沖縄大会でベスト4に入るなどの実力校になっていきました。
そして今回、秋季大会で初優勝。
推薦枠で、今回の甲子園出場の切符を手に入れました。
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センバツ21世紀枠とは?
ちなみに、
21世紀枠に選出される高校の基準としては、
① 困難を克服したチーム
② 文武両道で模範になるチーム
③ わずかのところで出場を逃したチーム
などがあるそう。
優秀な結果も残してきた小豆島高校の場合は、
① と③の両方の理由といえるかもしれませんね。
小豆島高校の初戦は…
そんな小豆島高校の初戦は、
21日に行われる、
同じ21世紀枠で出場の釜石高校との対戦。
フェリーの臨時便を用意して、
島の人たちを含む4000人の応援団が駆けつける予定だそうです。
どの高校もそれぞれいろんな思いや経緯があっての
念願の甲子園だと思いますが、
小豆島高校は、特に注目したい高校のひとつです。
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