63年前に廃止の「京成電鉄寛永寺坂駅」があった場所はどの位置?見学はできる?
いまから63年前、1953年に廃止された京成電鉄の地下駅「寛永寺坂駅」が、当時のまま残されていたことが分かったとニュースになっています。
当時の姿が残っていた「京成電鉄寛永寺坂駅」
東京都台東区の旧・寛永寺坂駅。1933(昭和8)年12月に日暮里-上野公園(現・京成上野)間2.1キロの開通に合わせ、地下区間に開業した。
45年6月に日暮里-上野公園間は運輸省(当時)が強制運休とし、施設は国の管理下に。寛永寺坂駅の上りホームはネジの軍需工場となり、下り線には鉄道省の客車が引き込まれた。鉄道車両を空襲から守るための防空壕(ごう)になった可能性がある。
敗戦後の46年に同駅は営業を再開したが、47年8月に再び休止。53年2月に廃止された。同年4月、京成は駅舎を倉庫会社に賃貸した。
寛永寺坂駅は、1953年に倉庫会社に賃貸し、駅としては廃止となったようですが、2015年末に倉庫会社が撤退。京成電鉄に施設の権利が戻ってきたことで、今回取材が許可され、中の様子が判明したようです。
当時のままといっても、やはりかなり昔のものなので、古さは感じるものの、地下に向かう階段や切符売り場などがそのまま残っているようです。
*開業当時の寛永寺坂駅
画像:毎日新聞
その他、毎日新聞のサイトでは撮影した写真が公開されています
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旧・寛永寺坂駅はどの位置にある?
この旧・寛永寺坂駅は、場所でいうと、JR日暮里駅と上野駅の間くらいにあります。
現在、地図上でも、寛永寺坂駅跡という表示がされていますね↓
いまは再び京成電鉄の持ち物となったわけですが、いまのところ公開の予定はないとのことなので、中へ入って見学することは難しいようです。今回撮影された写真はかなり貴重なものになるかもしれませんね。
中は防空壕として使われていた可能性もあるということで、貴重な歴史的建造物といっても良いと思うので、見てみたいですよね。
活用方法は未定とのことなので、希望の声が多くなれば、地下鉄博物館見たいな感じで今後一般公開される可能性も出てくるかもしれません。
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